家電製品の中で、タイマースイッチが使われている製品が意外と多いですが、そのスイッチが故障した場合、どうしていますか?買い換えてしまいますか?直して使いますか?
ここでは自分で直してみようと思う方に向けて、修理方法を説明します。また修理はハードルが高いという方のためもう一つの方法も紹介します。スイッチが壊れただけで他の部分は全く問題ないということが本当に多いものです。
タイマースイッチの交換(食器乾燥機の場合)
ここではタイマースイッチの交換を説明しますが、食器乾燥機を例に取り上げます。たまたま、うちで使っている食器乾燥機のタイマースイッチが壊れたので、直すことにしたものです。
例として取り上げた食器乾燥機は東芝製のVDの30AFです。何と製造はかなり古くて、1987年製です。35年も使っていることになりますね。時々は分解掃除をしていたとはいえ、驚くほどの長期使用といえるのではないでしょうか。
さて写真を見てください。
これは修理が終わった後ですが、なんと交換したタイマースイッチは、オーブントースターで使われていたものを流用しました。仕様が、時間的にもう少し長く30分から60分くらいは設定できるものが良かったのですが、手元にあったのがオーブントースターのものでしたのでこれを使うことにしました。
オーブントースターで使われていたものなので最大15分までしか設定できませんね。冬場だとちょっと乾ききらないことあるんですよね(笑)
食器乾燥機:東芝製のVDの30AFの配線図
下の図を見てもらえばわかる通り、非常に簡単な回路となっています。中学生くらいの知識があれば修理できるとは思います。マルで囲まれた部分のタイマースイッチを交換することになりますので、2本の線をつなぎ直すだけとなります.。つなぎ直すと言っても、半田付け作業は必要になりますので、初めての方は、YouTubeで学んでおきましょうね。
なお交換するタイマースイッチは、通販で探すと下記のようにとても安いものもありますね。DIY初心者の方、チャレンジしてみるのも面白いと思います。
タイマースイッチ交換をしないで、使い続けられる方法=コンセントタイマースイッチ
さてここでは記事の最初でご案内したタイマースイッチを交換しないで故障したままで、使い続ける方法を案内します。それは市販のタイマースイッチを使えば事足りるということです。値段も安くて1000円くらいからあるので、買い換えたくない方はこんな使い方もいいと思いますよ。
なおこの方法は、壊れたタイマースイッチはそのままにしておいて、常に連続モードに入れておきます(当然のことながら連続モードが付いているタイプに限られます)ので、全てのモデルでできるわけではありませんがね。
もしくはタイマースイッチで時間では切れなくなってしまったが、動作することはするような故障ならば、この方法を使うことができるでしょう。このようにタイマースイッチは、使いようによっていろいろな家電製品を繋ぎ込むことができますので、家庭に1つあると大変便利ですよ。
タイマースイッチを使う時に注意して欲しいのは、電気容量の位です。だいたいのタイマースイッチが1,500Wくらいまで使えるようになっていますので、普通の家電製品ならほぼ全て大丈夫ですね。
使えない家電製品をあえて探すとすれば、インバータータイプのエアコンといったところです。少し大きめのインバーターエアコンで暖房運転をすると1500W以上使ってしまいますので、容量オーバーということになってしまいます。とはいうものの、エアコンで使うようなケースはまずないとはおもいますが。
買い換えるのが良いか、使い続けるのが良いか
家電製品が故障した場合、買い換えるにせよ、修理して使い続けるにせよ、どちらにするかその判断のよりどころはどこにあるのでしょうか?価値観は人によってそれぞれですからそれぞれの回答があるとは思うものの、昨今の物価の値上がりを見ると、これから先しばらくは節約する方が賢明ではないかと思えてくるのです。
そのように考える人にとって、この記事で紹介したような、工夫をして使い続けるといった姿勢が大切になってくると思います。ただ節約をするということにとどまらず、ゴミを出さないエコな生活とか、ただ快適さを追い求めるような生活スタイルを見直すとか、従来の価値観とは違った新たな価値観が生まれてくるような気がします。
そのようなことも考えながら、是非自分でできることは自分でやる、といったDIYを楽しむことも考えてみたらいかがでしょうか。
まとめ
家電製品のタイマースイッチ故障の修理なら、日本の線をつなぎ直すだけ。
家電製品のタイマースイッチ故障を直さずに使い続けたいなら、コンセントタイマースイッチを使おう。