前の投稿で、冷蔵庫の不具合を、電源プラグの抜き差しで解消する方法を説明しました。私の使っていた冷蔵庫も、これで一度は復帰したものの、何年か後に同じケースが発生し、その時は電源プラグの抜き差しをしても、誤動作解消には至りませんでした。

その時に、メーカー修理対応の方との電話やり取りと、私の経験的知識とで、アースをつないでみたら解決するのではないかとの予想を立てました。結果的に、アースをつなぐだけで冷蔵庫の不具合が解消してしまったのです。このことに対する考察を紹介したいと思います。

冷蔵庫の突然の停止という不具合が、電源プラグの抜き差しで一度は解消したが・・

以前の記事にもありますが、冷蔵庫の突然の停止という不具合を、我が家の冷蔵庫でも発生したことがありました。この時は電源プラグの抜き差しをすることで、冷蔵庫のマイコンを電気的にリセットし、事なきを得ました。その後は正常に使えるようになりましたが、2~3年が経った頃、やはり同じような症状を発生してしまったのです。

この時も季節は夏。気がつくと冷蔵庫が動作停止しているのです。そこで電源プラグの抜き差しを行うと、正常動作に戻るのですよ。ところがまた何時間かするとやはり動作停止のまま・・・?

私は電気的な知識もある程度ありますので、経験則からあらゆる可能性を考えてみましたが、今一つ原因がはっきりしません。メーカーの修理対応の窓口の方とも話をしましたが、勧められるのは出張修理での対応ということでした。

動作停止のタイミングを探す

そこで自分なりに考えた末、動作停止がどのタイミングで起こるのか見極めることにしました。動作停止した後も、電源プラグの抜き差しをすれば普通に作動し始めます。

このことから判断できることは、冷蔵庫内が設定温度まで冷え、コンプレッサーが停止を止めるところまでは正常に動いているということ、その後、冷蔵庫内の温度が上がってきて、冷蔵庫が庫内を冷やすべく、冷却動作を始められない、ということに原因があるのではと考えました。

冷却動作の復帰には、何が関係しているのか

さて次に原因の予想をつけたところで、次に考えるべきところは動作復帰を妨げている部分はどこかというところです。電源プラグの抜き差しで動作が復帰するということは、冷却を司る回路なり部品は、正常に動作していることになります。

ということは、冷却動作のトリガーになる部分に障害が発生していると考えました。

電磁式のリレーのエラーか?

冷却動作を復帰させるためのスイッチ部分に、電磁石を使ったリレーが使われているというようなことを、修理対応の方が言われましたので、もしかしたら、そこの部分の不具合かなと感じました。メーカーの方が言うには、その部品だけを販売することはできないとのことなので、やはりサービスマンの出張対応でお願いしたいと言われました。

さらにそこで考察を加えますと、電磁式のリレー(スイッチの一種)ということは、やはり正常に電気が流れてないということになると思い、不必要な電気が邪魔をしているのではとの判断に至りました。そこでその不必要な電気を取り除くため、アースを取り付け、地中に余計な電気を流してみてはどうかと思いました。

早速、アース線を買ってきて取り付けてみた

冷蔵庫にはアース線を取り付ける端子はあるものの、使わない家庭が多いと思います。特に湿気の多い場所で使うような場合を除き、あまり心配しなくても大丈夫なのですよね。ところが今回の場合は、あえてアース線をつけることで不具合解消を狙ったということです。

アース線を購入するため、ホームセンターに出向きました。アース線は一般的に緑色の単線です。この記事を読んで、冷蔵庫にアース線をつないでみようと思う方は、購入の際、間違えないようにしてくださいね。

アース線を接続してからの状態はと言うと、とても快調に動いています。予想した通りなのかもしれません。冷蔵庫の回路に、異常な電気信号が流れたために、発生した不具合と思います。その異常な電気を、アース線を伝わって速やかに地中に逃がしてやることによって解決したものと思われます。

まとめ

冷蔵庫の不具合解消で電源プラグの抜き差しで直らない場合は、アースをつないでみようということになります。ここまでなら素人の方でも安全にできる対策ですね。突然の冷蔵庫の動作停止にこんなことも覚えておくと便利かもしれません。

ところでアースですが、基本的にはアース端子があるならば、アースを接続して使うのが推奨されます。これは冷蔵庫に限らず全ての家電製品でいえることです。ご参考までに。

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