長ネギ栽培で、草マルチを使った除草対策は、除草剤を使わない安全な除草対策です。手間はかかりますが、安全安心な野菜ができると思えば頑張れるものです。

雑草対策は農業をやる中で手間と時間のかかる作業ですね。草マルチを畑に敷くことで、雑草の成長を阻止するだけでなく、土壌の保水性を向上させ、根っこがしっかりと成長できる環境を整えます。

この記事では、草マルチの効果的な使い方やその利点について、長ネギ栽培を例に紹介します。

すきまなく敷き詰めよう

写真を見てください。ネギの畝にびっしりと隙間なく敷き詰められた草マルチがわかると思います。草マルチを敷き詰める時期としては、土寄せを2、3回行った後が適切です。あまり早く敷き込んでしまうとネギの白い部分が少なくなってしまいますものね。
草マルチとは

ここの講師の農場では、敷き込むまでの除草は管理機という機械を使っていました。私たちのような家庭菜園では、そのような機械はないでしょうから手作業ということになりますね。

家庭菜園でも少し規模が大きくなって手作業だけでは大変なので、耕運機を買おうかと思っている方、耕運機にするか管理機にするか、よく検討してからが良いですよ。

意外と管理機の方が使い勝手良かったりしますよ! 私は何も知らなかったので、耕運機を買いましたが細かい作業を・・土寄せとか・・除草とか・・アタッチメントを変えて色々に使える管理機の方が良かったと思っています。

買うなら耕運機か管理機か?


耕運機と管理機の違い

耕運機は、畑の土地を準備するのに最適ということですね。新しい畑を開墾する場合や前回の作物の残骸を取り除く際に活用します。土地を深く耕して、土壌の通気性を向上させ、根が成長しやすい状態に整えます。

特徴としては、大きな耕運刃を持ち、土地を効率的に耕すことができます。一般的にはエンジンを搭載し、自走式であることが多いですね。

それに対して管理機は、畑の日常的な管理に適しています。耕運機が土地を整備した後、管理機が活躍します。草取りや畝作り、種まきなど、畑作業の細かい部分を効率的にこなせるように作られています。また、軽量で機動性が高く、細かい作業に向いています。刃や爪など、作業に適したアタッチメントを取り付けることができます。

また別の見方として、あまり力のないような女性の方は、小型の管理機の方が軽くて取り回しが良いと思います。ただし畑を深く耕すのは苦手ですから、よく検討してから購入してくださいね。

草マルチ、敷き込む厚さは、ひざ下位まで

草マルチを、敷き込む厚さとしては、大変ですけれども膝下くらいまで引き込むのがおすすめです。敷き込んだ当初は厚く感じても、日にちが経つにつれてすぐに落ち着いてきます。落ち着いた後でも地面が見えることがないように、敷き込み当初は、厚く膝下くらいまで敷き込むことを心がけると良いと思います。

私が実際に熱く膝下くらいまで敷き込んだところは、半月1ヶ月とたち、雨が降るとさらに圧縮されて厚みが10cmくらいになった頃でも、地面が出ることなくしっかりと雑草対策効果が保たれていました。

自然農薬としてのお酢

ネギの除草対策として、他にはお酢を使うとかいうのもありますね。自然農薬ですから、試してみるのも良いかと思いますが、ネギ以外の作物にかからないようにしてくださいね。枯れてしまいますよ。

私も、お酢では失敗した一人です。今年の春頃、菜の花の一種で、武州寒菜(ぶしゅうかんな)という、ほろ苦さが特徴の美味しい菜の花の一種を、講師の先生から頂いて育てていたのですが、カメムシとかが目立ってきたので、”やさお酢”とかいう商品名のお酢ベースの自然農薬を使ったところ、全滅させてしまいました。

”やさお酢”とかいう商品の説明書きにはどんな野菜にも使えると書いてありましたが、そうでもないようです。この辺りは経験的に理解していくしかなさそうですね。

先生に聞いたところですと、濃度が濃かったかもしれないよとのことです。わがままながら、先生に再度、苗をもらってチャレンジし、その種が今はたくさん取れたので次の時期に撒く準備をしています。
お酢の使い方に、ご注意あれ(笑)

お酢の活用方法

長ネギ栽培における 草マルチ効果と お酢の使い方注意 のまとめ

  • 雑草の抑制
    草マルチを敷くことで、雑草が生えるのを防ぐことができます。雑草が生えると、ネギの栄養を奪ったり、ネギの成長を妨げたりするため、雑草の抑制は長ネギ栽培において重要なポイントです。
  • 土壌の乾燥防止
    草マルチを敷くことで、土壌の表面が乾燥するのを防ぐことができます。長ネギは根が浅いため、土壌が乾燥すると根が傷つき、生育が悪くなります。
  • 地温の安定
    草マルチを敷くことで、地温の安定に役立ちます。夏は地温の上昇を抑え、冬は地温の低下を防ぐことで、ネギの根の発育を促進します。
  • 腐葉土の形成
    草マルチは、微生物の働きによって腐葉土へと分解されます。腐葉土は土壌の保水性や通気性を高める効果があるため、ネギの根の発育に役立ちます。
  • お酢については、自然農薬だからと安心しきって使わず、既成商品を使うなら、説明書きに記載の濃度より薄いものから使うようにした方が安全だと思います。

    草マルチについては、小川農業塾の講師の農家さんの家では、草マルチ以外は肥料として何も使わない農家さんもあったくらいです。そのくらい効果が高いのですよ。

    ただし、痩せた土地を畑にする場合は、草マルチだけですと年数がかかってしまいますので、最初は元肥とか入れた方が早く土壌改良ができるということも言われてました。何事もバランスでしょうかね。

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